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カシミヤベビー服専門店 okurimono のブログです

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カシミヤはなぜ暖かい? その秘密は空気です

  • 2015.12.09 Wednesday
  • 0
    季節柄、多くの方に読まれている記事をリライトしました。
     
    空気の層をまとう
     
    当然ですが、いちばんの熱源体は人の体です。
     
    暖かさを保つには、体から出る熱をどれだけ逃がさないかがポイ
    ント
    です。熱を服の内側に閉じ込めてなるべく逃がさないようにす
    るには、外から冷気がなるべく入ってこないようにすることも大切で
    す。
     
    それには、空気の層を着ること。
     
    カシミヤなどのウールは、繊維と繊維の間に空気をたくさん含み
    ます。繊維が細かければ細かいほど、温かい空気を蓄えるスペ
    ースもたくさん確保できます

     
    たとえば窓。北海道では住宅の窓は2重窓が一般仕様です。わた
    しが今パソコンに向かっている部屋は、外側サッシのガラスが2重
    で、更に内側に1枚ガラスのサッシがあります。
     
     
    こんな風に空気を蓄えるスペースをたくさん確保しているのが、寒
    冷地の住宅です。原理は同じなんですよね。
     
    空気は熱を伝えにくい性質があるんですが、カシミヤなどのウール
    はたくさん空気を蓄えることができるので、熱を伝えない度合は繊
    維の中でもトップクラス。合成繊維の約5分の1です。
     
    わたしが趣味にしている登山の世界でも、一般的な衣料と同じくフ
    リース素材のような化学繊維の衣類が主流になっています。

    フリースって、軽くて安くてカラフルですもんね。ウールは重たいし
    手編みのセーターに代表されるような垢抜けない印象です。
     
    ところが最近、このウールの熱伝導率の低さや湿気を吸着するとき
    に出す熱(吸着熱)などに、再び陽の目が当たってきてるんですよ。
     
    冬山で遭難したとき、肌着にウールを着用しているかどうかで生死
    が分かれると言われるほどです。どのアパレルブランドでも、メリノ
    ウールなどの素材を全面に出してくるようになりました。

     
     
    さて、さきほどから「カシミヤなどのウール」とざっくり言ってますが
    カシミヤは獣毛と言われる山羊の毛(カシミヤゴート)でできてい
    ます。

    その細かさたるや、別格です。
     
    繊維の太さがカシミヤは12〜17ミクロン、羊毛は20ミクロン、モヘヤ
    は30〜50ミクロンです。ちなみに人間の髪の毛は100ミクロンほど。
     
    市場に出回っている獣毛で最も細かい毛がカシミヤなんです。
     
    冒頭でも言いましたが、繊維が細かければ細かいほど、たくさんの
    空気を含むことができます。なので、だんぜん暖かいということが
    お判りいただけるかと。
     
    加えて言うなら、繊維が細かければ細かいほど、肌触りもいい
     
    羊毛とカシミヤ、たかが数ミクロンの差じゃない!?と思うかもしれ
    ませんが、その数ミクロンが大きいんですよ。わたしはメリノウール
    のような高価な羊毛も一切受け付けません。
     
    チクチク、かゆくて、たまりません・・・。
     
    唯一大丈夫なのがカシミヤとベビーアルパカなんですが、ベビーア
    ルパカは日本だと入手困難ですからね。結果、わたしの持つほと
    んどのウール製品はカシミヤです。

     
    当店が赤ちゃん用のカシミヤを扱っているのは、カシミヤの持つ暖
    かさもさることながら、繊維の滑らかさ肌触りの良さが、赤ちゃんに
    とっていちばんいいと考えるからでもあるんですね。

    赤ちゃんの肌は大人の3分の1程度しかありません。暖かいうえに
    滑らかな肌触りで、カシミヤ以上のものは無いと思ってます。